あじこじTOPへ
お買物厳選リンク あじこじTOPへ 県TOPへ
K-00223-R0003
 園比屋武御嶽石門 (沖縄県那覇市)    site up2004/07/14
園比屋武御嶽石門1
「園比屋武御嶽石門」→「そのひゃんうたきいしもん」と読む。(極めて読めない)
ご存知のことと思うが、沖縄はもともと日本とは別の独立した琉球王国であり独自の文化を築いてきた。そのため、今でも琉球語が残っており沖縄出身の方でなければ沖縄の地名などまず読めないものがほとんどである。
さて、この園比屋武御嶽石門は首里城公園内の守礼門と首里城正門である歓会門の間にある。一見したところでは首里城の城郭と同じ石材で造られた石門であるが、実はこの石門も首里城と同じく世界遺産なのである。(あなどるなかれ、である)

世界遺産琉球王国のグスクおよび関連遺産群(2000年12月登録)
国指定史跡(1972年5月指定)
そもそもはこの石門と周辺一帯の森のことを総称して園比屋武御嶽【そのひゃんうたき】と呼ぶ。
沖縄で御嶽【うたき】とは神が降臨し鎮座する聖域のことを指す。別にご紹介するがこれも世界遺産に登録される斎場御嶽【せーふぁーうたき】という沖縄随一の聖地など沖縄各所に御嶽は存在する。沖縄独特の信仰であり、かつては村ごとにあって祝女【のろ】と呼ばれる女性神官によって祭られていたという。
沖縄以外において御嶽の持つ性格に近いのは神社の本殿である。この石門はいわゆる拝殿を意味し、国王が城外に出掛ける際、最初に訪れ道中の安泰を祈願したとされる。また、琉球の最高位神女【しんにょ】・聞得大君【きこえおおぎみ】の即位式の際にもここで拝し斎場御嶽に向かったという。
園比屋武御嶽石門2
園比屋武御嶽石門3 石門の創建は、第二尚氏王統の黄金期とされる3代目・尚真王【しょうしんおう】代の1519年。守礼門同様、戦前に国宝とされるが沖縄戦によって破壊されたため現在のものは1986年に復元されたものである。門扉(木製)以外はすべて石造であるが、棟中央の火炎宝珠や両妻飾りに懸魚【げぎょ】(※火伏せまじないの魚)の装飾を用いるなど木造建築の特徴を表現している。

沖縄観光で首里城を訪れた際には、ぜひ道中の安全を祈願されたい。
園比屋武御嶽石門4 園比屋武御嶽石門5 園比屋武御嶽石門6
お〜、世界遺産 奥に見えるのが守礼門です 石造には珍しい?懸魚の装飾

 関連リンク 首里城公園ホームページ 那覇市観光協会ホームページ

   
地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
お買物厳選リンク あじこじTOPへ 県TOPへ
K-00223-R0003
九州の情報はここでチェック!   あじこじ九州TOPへ