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 大江天主堂 (熊本県天草市天草町)    site up 2004/11/26
大江天主堂1
100以上もの島々からなり海や山の自然豊かな天草諸島は、長崎と共に古くからキリシタンが多いことで広く知られている。
天草四郎時貞で有名な島原の乱(1637年勃発)によって追われた隠れキリシタンが信仰を守り続けた地である。

その天草の下島に教会建築で著名な鉄川与助【てつかわよすけ:1897〜1976年】氏の手によって建造された2つの教会がある。 そのうちの1つ、大江天主堂【おおえてんしゅどう】をご紹介しよう。

ご覧のように青い空に映えるロマネスク様式・白亜の見事な天主堂である。
天草キリシタンの歴史は、聖フランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えてから17年経った1566年(永禄9年)に、当時の志岐(現、苓北町)の領主・志岐鎮経【しきしげつね】の招きによってポルトガル人の医師で修道士のルイス・デ・アルメイダ氏によって伝道された。
(編集注:数多くの教会が残る鉄川与助の故郷である長崎県五島にキリスト教が伝道されたのが同年であり、天草同様アルメイダ氏によるものであることは非常に興味深い)


その後、信仰は伝承され明治25年に着任したフランス人のガルニエ神父が私財を投じて昭和8年に完成させた新聖堂が現在の大江天主堂である。
大江天主堂2
大江天主堂3 この大江天主堂とガルニエ神父は、日本文学史上にもゆかりが深い。
ガルニエ神父が大江天主堂に着任して16年目の夏、"五人づれ"の青年たちが神父を訪れた。明治40年(1907)にキリシタン遺跡探訪の旅に東京から夜行列車に乗り込んだ五人の青年たちがここを訪れ、その旅行記「五足の靴」が匿名"五人づれ"で東京の新聞に掲載されたのだ。 その五人の若者こそが後の日本の文豪・与謝野鉄幹をはじめとする北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野万里たちであった。ここを訪れ、異国の地で布教を熱心に続けるガルニエ神父との語らいは、若者たちに大きな影響を与えたという。 なかで日本を代表する詩人・北原白秋は、この経験が大きく影響されたであろう処女作「邪宗門【じゃしゅうもん】」を明治43年に発表している。
大江天主堂4 大江天主堂5 大江天主堂6
ガルニエ神父胸像 教会敷地内・ガルニエ神父のお墓 五足の靴・記念歌碑
天主堂の丘の下には、天草キリシタンの歴史を綴る資料館の「天草ロザリオ館」がある。(有料) 駐車場も整備されているので天草ロザリオ館を見学された後、お土産店横の遊歩道から天主堂へ拝観されるとよい。

尚、大江天主堂内部の拝観は教会のご協力により自由だが、撮影は禁止となっているのでご注意を。また、拝観時間は午前9時〜午後5時まで、毎週月曜日が閉館日となっている。

天草ロザリオ館の方は毎週水曜日が休館日となっている。

【 教会脇にある ルルドの聖母 】
大江天主堂7
大江天主堂8 大江天主堂9 大江天主堂10
天草ロザリオ館 青空に映える教会 マリア様
大江天主堂11 クリスマスシーズンには大江天主堂をはじめ天草各所にてイルミネーション装飾のイベント(点灯17:00〜23:00頃)も開催され、バスツアーもあるようだ。(詳しくは天草観光協会0969-22-2243)
また、周辺の見所は冒頭に記した鉄川与助氏の設計による崎津天主堂(大江天主堂から車で10分程度)や早春の時期には世界の椿が楽しめる西平椿公園、天草西海岸を代表する景勝地・妙見浦【みょうけんうら】など。海の幸を満喫できる下田温泉もある。

訪れるにあたっては、マイカーでのアクセスになるが熊本市内からでも3時間近く要すと思われるので早い時間での訪問を計画されるか、可能ならば1泊され、天草の奥深きこの場所でキリシタンの歴史を語り続ける教会たちと大自然を満喫されることをお勧めしたい。
 関連リンク 天草市ホームページ 天草ロザリオ館ホームページ
   

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