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 今帰仁城跡 【なきじんグスクあと】 (沖縄県今帰仁村)    site up 2005/02/22
今帰仁城跡1
今帰仁村は、沖縄本島の北西部に大きく瘤【こぶ】のように突き出した本部半島【もとぶはんとう】の北部に位置する。

かつての琉球(沖縄)では、沖縄の英雄として語り継がれる尚巴志【しょうはし】王によって国内が統一される以前の時代を三山【さんざん】時代(1400年前後)と呼び、3つの大きな勢力が争っていた。三山は北山【ほくざん】、中山【ちゅうざん】、南山【なんざん】に分かれ、ここ今帰仁城は北山を支配する按司【あじ:領主】の居城とされた。
その大きさは首里城に匹敵すると言われる。

国指定史跡(昭和47年5月指定)

世界遺産琉球王国のグスクおよび関連遺産群(2000年12月登録)
築城された年代は明らかになっておらず、発掘調査によって13世紀末頃から築城が始まったものと推測されている。
城の正殿【せいでん】は残存していないが、標高100mほどにある周囲は川や谷の急斜面となっており防衛上極めて優れた地勢となっている。

見応えがあるのは何と言ってもその城郭である。外周は約1500m、高さ6〜10mで自然の地形に沿って巡らされた様は「万里の長城」を想像するに容易である。
写真は御内原【ウーチバル】と呼ばれ、今帰仁城に使えた女官たちの生活の場と伝えらる場所からの眺望でここからは城郭の様子が一望できるだけでなく東シナ海と天気が良ければ伊是名島【いぜなじま】から与論島まで見渡すことができる。
今帰仁城跡2
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万里の長城を彷彿させる城郭 正面の小高い場所が御内原【ウーチバル】 まさに天然の要害
今帰仁城跡6
また、沖縄グスクの城郭の大半は琉球石灰岩で積まれている(首里城も同じく)ように思うが、今帰仁城の城郭は古生期石灰岩の自然石で出来ており他とは異なった様相を呈しているのも特徴の一つと思える。

※グスク・・・沖縄地方ではお城のことをグスクと呼び、沖縄本島・離島を合せると200以上あると言われている。

写真は平郎門(いわゆる大手門)と呼ばれる城の正門で復元されたものである。すぐ横の小屋で拝観料(大人150円)を支払って入場する。正面の石段を登ると様々な政治・宗教儀式が執り行われた大庭【ウーミヤ】という広場がある。
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世界遺産の碑 城内の入口付近 入場チケット売場
大庭【ウーミヤ】の正面、一段高くなった場所が正殿の跡地である。(写真

今帰仁城は天然の要塞で難攻不落をイメージさせるが2度の落城を経験している。1度目は先に述べた中山の尚巴志【しょうはし】王によって滅ぼされ、その後は首里王府から派遣された北山監守の居城となる。2度目は1609年の薩摩軍の琉球侵略によって落城している。
北山監守の制度はその後も続いたそうだが1665年(寛文5年)に廃城となった。

さらに詳しく知りたい方には隣接する「今帰仁村歴史文化センター」(有料)で歴史や文化を学んで城跡を観覧されるとより趣き深いものとなるのではないだろうか。
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寒緋桜の名所でもある 古生期石灰岩の城郭 今帰仁村歴史文化センター
今帰仁城跡14 今帰仁城跡は同じ本部半島にある八重岳とともに寒緋桜【カンヒザクラ】の名所としても有名であり、 見頃は1月下旬から2月上旬となる。

今帰仁城跡案内 【2005年9月現在】

開園時間

    08:30〜18:00(1月〜4月・9月〜12月)
    08:30〜19:00(5月〜8月)
観覧料 大人 400円 小・中・高校生 300円
※観覧料は今帰仁城・今帰仁村歴史文化センターの共通券となります。
駐車料金 無料
休園日 無休
 問合せ先: 今帰仁城管理事務所 TEL 0980-56-4400
 関連リンク 今帰仁村ホームページ 今帰仁城跡
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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