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 鬼山地獄 (別府地獄めぐり)(大分県別府市)    site up 2003/12/18
鬼山地獄1
かまど地獄の通り向かいにあるのが、鬼山地獄である。やっぱり地獄といえば鬼は付き物だよね、といった感がある。こちらもエンターテイメント性を重視してか、マレーシアのサラワク州より輸入した伝統家屋が建てられていると説明がある。なんでも許可を受けて建てられた限られる存在らしく、大変貴重でまた日本でもここ唯一とのこと。たいそうな建築物を輸入したものだと思う。
見てみると、木造の建築物で三角屋根の勾配がけっこうきついが、中ほどでその角度が少し緩やかになる。屋根下の木(破風板)等には装飾が施されている。屋根に六角形の亀甲模様の焼き物らしき瓦(と呼ぶのかな)や窓や壁の装飾からは、建物の重量感はさほどではないが十分に異文化を感じるものだ。
鬼山地獄というからには地獄風景もある。園内中心に緑白色の熱水を湛えた池があり噴気を勢い良く上げている。
鬼山地獄2 鬼山地獄3 鬼山地獄4
地獄には鬼がいるものです 緑色ですよね、この色はここだけかな マレーシアの伝統家屋
地獄だけでは...と鬼山地獄経営者は施設の付加価値を考えた(でしょうね)。その対策のひとつが先述のマレーシアの伝統家屋であるが、少々インパクトに欠ける点は否めない(と思う)。というか、この施設が作られたのは比較的新しいと思うので言うなれば脇固めである。ではメインとなる特徴とは、これがすごい。なんとワニ園なのだ。アリゲーター、クロコダイル、ガビアルと呼ばれる種類のワニたちが沢山飼育されている。養殖でもしてるのですか?という感じである。
口から牙が見えて、姿も怪獣的だし、そしてふてぶてしい態度、確かに地獄にもいるかもと思わせる生物である。なかなかイメージを尊重する経営者だなと関心する(編集注:ちょっとね)
メインに飼育されているクロコダイルが約80頭ほどというから、力の注ぎようもご理解頂けるところだろう。こちらも先述の山地獄同様、エサ代が大変そうだと思うところ。
鬼山地獄5
鬼山地獄6 またいつからワニを飼育してあるだろうか、マレーシア伝統家屋内には、初代「イチロウ」と名付けられた大きなワニの剥製【はくせい】が展示してある。これが大きい、生まれは大正14年で、生後3ヶ月からこの施設で飼育された世界一と言われた大ワニで、平成8年8月31日に死亡、71歳だった。野生では20年〜30年ほどと言われているワニの寿命であるので、かなり長寿であったことは事実。シンガポールから大正14年に1匹5円で購入したのが始まりというから、開園当初から頑張ってきたワニということになる。
また「イチロウ」という名付け親は、ワニが元気な頃、同年齢であった富永一朗氏によって命名されたそうだ。富永一朗氏は私が大好きな漫画家で、お笑い漫画道場という番組では富永先生の独特な世界が面白く記憶に残っている。あ、それとよくボインの絵も描かれていたのものだが...ま、おいておこう。
現在2代目イチロウ(昭和24年生まれ)がワニ園の目玉で、こちらも十分大きいので必見である。ワニ園を見ていくと、いるいるワニが沢山。クロコダイル種は最大7m700kgにも達する大型種で、気性も荒いとされる。大きくなると単独飼育かなと思われるが、若いワニたちはまとめてどさっと入れられている。ワニからすれば、どこを向いてもワニだらけな環境、ワニワニ状態である。クロコダイル種が自然界で群れて生活するのかは不明だが、飼育中の若いクロコダイルはのんびりと日光浴、ううむ本当に気性が荒いのか疑うところだ(編集注:仲間には温厚かもね)
ということで、勢い良く音も上げて熱水を噴出す地獄模様があるのだが、ワニが中心のご説明となってしまうところが、鬼山地獄の印象というところだろう。売店にはワニ園なだけにそれらしきバックが陳列されるが、自由に手に取れる商品はどうも本皮ではなさそうだ。もしあれがあの価格で本皮なら買い!なんだけど。
鬼山地獄7
鬼山地獄8 鬼山地獄9 鬼山地獄10
装飾が施されるマレーシア伝統家屋 二代目イチロウ(二代目でも・笑) お土産コーナーも特徴が反映されるが...

 関連リンク 別府市ホームページ 別府市観光協会ホームページ
   

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