古代ハス園　山鹿市・熊本観光　九州

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	古代ハス園　（熊本県山鹿市）	site up 2005/7/19

装飾古墳の宝庫、熊本県。なかでも国指定史跡として全国に知られるチブサン古墳のある山鹿市には熊本県立装飾古墳館（肥後古代の森・鹿央地区）があり、それに隣接して今回ご紹介する「古代ハス園」がある。

見頃は６月下旬～７月下旬で、推定二千年前の種子から発芽を成功させた「大賀ハス」（古代ハス）をはじめ２０種類以上ものハスが５つの池に分けて植えられている。（編集注：大賀ハスの詳しくは「臼杵の石仏　蓮の花」をご参照ください。）

決して大きくはない園であるが、その種類と九州でもそう多くはないハスの見所として時期には九州各地から写真を趣味とした人々が集う隠れ人気スポットであると言えよう。（入園は無料です）




実際に訪れたのは初めて(2005.7.17)で、正午過ぎのハスの撮影には好ましくない時間帯であったが「ハス園はここだけですか？」と別府（大分県）から高速で着ました、という中年のご婦人から声を掛けられた次第である。花の状況としては、蓮の花が散ったあとのシャワーみたいな形の柱頭がたくさん見受けられたので少し遅かったかも･･･。でも、ハスの花は形のバランスが完璧で花びらに淡く付いた色彩は絶妙で素晴らしく綺麗である。この花に魅せられるファンも多いことは全くの納得である。





凛としたつぼみ。既に見事な造形美	真夏の空と蓮の花	花が散った後の柱頭。シャワーみたい




		併設する施設としては冒頭に記した熊本県立装飾古墳館があり、装飾古墳の紹介に加え建物は日本を代表する建築家「安藤忠雄」氏の設計によるもの、ぜひとも一見頂きたい。他に鹿央町物産館があり、ハスの開花時期の土日には早朝からレストランが営業しているので撮影を楽しんだ後の空腹には朝食が楽しめるのも嬉しい。（問合せ：鹿央町物産館 0968-36-3838）そもそも、ではあるが熊本県の名産には「からし蓮根」というのがあったことを本文を記しながら思い出した。次のシーズンには熊本県内にある蓮根の産地を訪ね、蓮根畑に咲くハスの花を紹介するのもいいかな、と思った。





古代ハス園の全景､そんなに広くはない。	鹿央町物産館も併設してある	県立装飾古墳館､設計はかの安藤忠雄氏