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K-00234-H0067
 阿弥陀スギ  (熊本県阿蘇郡小国町)    site up 2004/08/23
阿弥陀スギ1
鍋ヶ滝を目標にやってきたが、直ぐ近くに阿弥陀スギという文字を地図に発見。このマーク、これは間違いなく国指定天然記念物だ。それになんだか阿弥陀という名前からも歴史深い巨木を思わせるではないか、ということで相変わらず突如として訪問地に加えた次第。
小国町には、国指定天然記念物としては下の城のイチョウがあって、滝といい巨木といいなかなか観光資源に恵まれている。芸術家が多く集まる町としても脚光を浴びているみたいだしね。
さて、相変わらず目的地に到達するまでには迷いが生じる道路事情である。いいかげんお前さんがカーナビ買えよと言われるかもしれないが、アナログの地図をめくるのが好きなんだ(笑)
国道387号線からそれて蓬菜(なんて読むのでしょ)小学校下の交差点を左へ、黒渕簡易郵便局のある四つ角を右に曲がる。
阿弥陀スギ2 阿弥陀スギ3 阿弥陀スギ4
案内はあるが分かりにくい 実は行く手に見えていた 幹周りはさすがの巨木ぶり
少し離合が難しい生活道路を道なりに進む。杉山が右手に迫ってきた、このどこかに大きな杉が?と目を凝らすが見つからない。右手山方向へ伸びる道路との交差点に差し掛かるが標識による誘導はない。地図によると蓬菜川に近いので左手の道を選択。
と、前方に巨木らしい姿を発見、黒渕簡易郵便局から500mぐらいになるだろうか? しかし意外に迫力がないような?
近くまで行くと、巨木であるが主幹があったと思われる部分は折れてなくなっているようだ。どうりで遠くからは国指定天然記念物という名称からくる巨木ぶりが窺えないわけである。
説明文を読むと、平成11年9月24日の台風18号によって全体の2/3にも及ぶ部分が倒壊したという。自然の猛威と摂理とは言え残念極まりない。被災前は幹周りは12.6m、折れる前は高さ38m、枝張りは37.5m、樹齢推定1300年と県内最大を誇る杉である(被災前の写真有)。
阿弥陀スギ5
阿弥陀スギ6 この杉に商売っ気を出す人もいるもので、明治35年にある人物が取得して伐採しようとした。それを知った当時の北小国町、南小国町の人々は義金を募って買い戻して地域の宝として保存に努めたという。こういった地域住民に大事にされているという背景も、天然記念物指定への要因になったに違いない。現在は小国町が所有している。
さて何で阿弥陀スギと呼ばれるのかなと思っていた。最初はきっと近くに阿弥陀如来様が祀られているからだと思ったが、全盛期のスギの姿が阿弥陀仏に似ていたからなんだとか。ううむ、今ではその確認もできないな...
樹齢1000年を超えれば、神や仏が宿られても不思議ではない(私は超常現象信望者)、見える人には阿弥陀如来のはっきりとした姿が捉えられていたのではないだろうか。姿は変わっても宿る仏様は今もここに居られるに違いない。
 関連リンク 小国町ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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