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九州各地に陶器の里がある。有名どころは有田や小石原などであるが、小岱山【しょうだいさん】(標高501m:筒ヶ岳)の北側麓にある南関町のこの地でも、江戸時代は大変盛んに陶器が焼かれていたそうである。現在でも南関のこの地を始め、小岱山一帯では窯元が点在している陶器の里なのである。
県道3号線から少し山手に入ったところにある古小代【こしょうだい】の里公園へ向かう。小岱山の麓で小代焼とは、いやいやなんとも漢字は難しい。てっきり小岱焼と思うよね。秋吉台の秋芳洞のようなものか(九州外の例で申し訳ない)。公園に近づくとレンガ色の瓦を乗せた建物が見えてきたが、その大きな建物の屋根はかなり傾斜している様子である。到着するとそれは登り窯跡が保存されている建物であった。公園には駐車場が30台分ほど用意してあり、休憩施設やトイレもあって静かな雰囲気である。
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