あじこじTOPへ
お買物厳選リンク あじこじTOPへ 県TOPへ 地方エリアページへ エリアページへ
K-00049-H0015
 万田坑【まんだこう】(熊本県荒尾市/福岡県大牟田市県境)    site up 2003/03/27

近代化遺産
国指定重要文化財・史跡

炭鉱の街、荒尾・大牟田を象徴する竪坑【たてこう】跡です。
2003年3月の各土曜、日曜日の公開中に訪れることができましたのでご紹介します。
(通常は閉鎖されています、公開時期については万田炭鉱館「0968-64-1300」で分かると思います。)

万田坑は、日本最大規模の竪坑として三井三池石炭が総力を挙げて整備を進め、1897年から1902年にかけて第一竪坑、1898年から1908年にかけて作られた第二竪坑がありました。
写真は第二竪坑の櫓【やぐら】です。第一竪坑はさらにひと回り大きい櫓が建てられていましたが、こちらは昭和29年9月に北海道・芦別鉱業所へ移設されました。残念なことにその後解体されています。

櫓は鉄の酸化(サビ)が進んでいるように思います。早々簡単に朽ちてしまうような粗悪な鉄ではないでしょうが、心配ですね。そういえば補修の計画を練ってあるような話を聞きましたがどうなのでしょう。

1908年から1951年まで活躍、その後坑内管理のため1997年まで施設が維持されました。

写真は、第二竪坑と捲揚機室です。レンガ造りの建造物は、どこか教会の雰囲気が漂い歴史と風格を感じます。

捲揚機室内には、ご覧のような重厚な巻上機がいまだ黒光りをさせて鎮座しています。
中2階(半2階)に鎮座する資材捲揚用ウインチと、2階に鎮座するより大型の人員を昇降させるケージ(昇降用の乗り物)用の捲揚機があります。

写真は資材捲揚用ウィンチ

こちらが人員用の捲揚機です。太い丈夫なワイヤーが巻かれており、ワイヤーの先は竪坑櫓へと伸びています。
櫓を支柱にしてワイヤーを巻き上げ下げにて貨車を動かし、坑内への物資移動を行っていたのですね。操作盤なども見ることができます。

しかし少々残念なことに、窓ガラスが割れ鳩が侵入しており室内のあちこちに糞などが散在していました。近代化遺産、国指定重要文化財・史跡でありながらもう少しなんとかならないのか、切に感じた次第です。逆に現状の維持の観点から手を加えられないのでしょうか?。雨風による侵食の恐れもあり、是非補修などを施し綺麗な状態を維持できればと願うところです。

櫓直下の竪坑跡(入坑口)。

坑そのものはコンクリートで塞がれており、どのようになっていたかは想像の域となりますが、どれだけの人々がここを通っていたのか、どのような光景だったのだろうかと、ふと立ち止まってしまいました。

入坑口から真上をみたところです。

今では考えられないほど大掛かりな装置です。きっと今なら大型のエレベーターなどに置き換えられることでしょう、なにせ普通車を軽々と上下させるものがありますからね。でもこれが当時最高技術の結晶、よく考えられた機能美なんだと思います。

坑口信号所です。

中には操作盤がみえます。マイクでしょうか、ラッパ形状のものやブレーカーのようなスイッチ類、鐘も見受けられます。
坑内や移動中に人々との調整や確認を行っていたのでしょう。

入坑作業者が坑内でのススを落とした浴室とのこと。使われなくなった当時の状態なのでしょうか。椅子が何か語りだすのではないか、そんな気になりました。


裏手からのショットです。手前にある建物は扇風機室(事務所)で、捲揚機室とともに教会風の建物で趣があります。
なんでも長年を経過したものは趣や風情を感じますよね。
例えばクラシックカー、昔の車は良かったという方が多いのは長年の経過がもたらす趣でしょう。また同じクラシックカーでも「カローラもいいけどそりゃ2000GTがもっといい」、というのと同じでこだわりが感じられる方が後の価値も高い。
ここ万田坑に建つ建造物も、レンガ造りで教会風の凝ったデザインが竪坑として必要だったかというと生産性から見ても必要だったとは思えませんね。(作業者の心理を安らげた効果はあるにしても)
そこに単に時間の経過以上の価値が備わっている、そう思います。
下記写真クリックにて大きい写真が開きます(640×480pixel)
万田坑 寂【さび】の世界ですね この存在感...
 関連リンク 荒尾市ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
お買物厳選リンク あじこじTOPへ 県TOPへ 地方エリアページへ エリアページへ
K-00049-H0015
九州の情報はここでチェック!   あじこじ九州TOPへ