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 千里の滝(千里ヶ滝)  (鹿児島県霧島市霧島町)    site up2004/07/10
千里の滝1
以前ご紹介した硫黄谷噴気地区のある県道1号線から、県道104号線にそれてしばらく進むと、さらに細い道へと誘導され静かな森の中の駐車場へと案内される。途中県道104号線沿いに勢い良く流れる水汲み場の水は、ほのかにフルーティな味、お薦めである。
で、今回ご紹介するのは、千里【せんり】の滝(千里ヶ滝)。地図を見て名のある滝と判断、突然訪れたようなものでどのような滝かは不明、いつものことだが…(笑)
そう広くはない駐車場からは遊歩道で滝を目指す。滝へは遊歩道を下ることになるが、滝まではなかなか遠い。途中、水力発電の大きなパイプを越えたり、作業所にあるような鉄製階段があったりとこの遊歩道は変化に富み見応えがあるよ。滝へと続く遊歩道は、だいたいどこでもそうだが泥は滑りやすいので雨上がりは注意が必要だ。
千里の滝2 千里の滝3 千里の滝4
遊歩道は急斜面を進む 遊歩道を作るのは大変だったみたい 途中このようなパイプを越える
かなり進んでようやく滝の轟々とした音が聞こえ、そして滝が見えてきた。高いところから降りてくるので、最初は滝を見下ろすようなロケーションである。
もう少し遊歩道を下るとその美しい瀑布【ばくふ】の姿を見ることができた。水墨画にあるような直下型の落差ある滝である。落差は50m位あるようだ。日本にはよくこんな滝が点在するものだなといつものことながら感心する私であった。
で、遊歩道はまだ続いている。滝壷から下流も急流となり視界から消えているが、なにやらまだ先にありそうな雰囲気。濡れた遊歩道をさらに進む。
すると、水力発電に関連する建物だろう、川岸に忽然と現われる建物に鉄塔など、滝見物とはあまり馴染まない光景だ。遊歩道途中にあったパイプの中を水が勢い良く流れ、水車を回して発電しているクリーンエネルギーの生成拠点なんだね。
千里の滝5
千里の滝6 千里の滝7 千里の滝8
上段の滝(落差約50m) 中・下段の滝(落差約20m、5m) 下段の滝付近にあった滝
千里の滝9 その発電施設をぐるりと廻ると、川を渡る鉄製の橋があり、その橋中ほどから上流をみると2つの滝が重なってみえる。
先ほどみた落差50mほどのものとは違うので、2段目、3段目の滝ということだろう。落差は20mと5m程度と規模は小さいけど、渓谷を流れてくるその姿は雰囲気がいい。またこの付近には、その他水の量は少ないながらもぐるりと囲む壁面のあちこちから水が流れている。
橋下にはコンクリート製の堰のような土手があり、そこから川下も渓谷が続いているようだ。また堰で水をため近くの門から水が流れていくところをみると、更に水力発電パイプへと送られているのだろう。渓谷の勾配を活かした発電という感じだ。
しかし道路沿いにある水力発電施設を良くみるからだろうが、ここの発電施設、交通上はかなりへんぴなところにある。だって近くまで車で乗り入れられないから、当初建設するのも大変だったろう。作業員は大変である、荷物を抱えてとなるものなら....

ということで、皆さんも“行きはヨイヨイ帰りはコワイ”をご実感頂けるスポットだ。日頃の運動不足を痛切に感じさせてくれる滝、まったく帰りは千里を進むがごとく長く感じられたよ(笑)
千里の滝10 千里の滝11 千里の滝12
水は今日も水車を回す 発電関連の建物です か、帰りは...ゴホッ

 関連リンク 霧島市ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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