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 日本一の大鈴 【箱崎八幡神社】 (鹿児島県出水市)    site up 2005/ 9/18
日本一の大鈴1
全国最大のツルの飛来地として有名な鹿児島県出水市【いずみし】。

JR出水駅から車で5分程の箱崎八幡神社には日本一の大鈴があるというので訪れてみた。

さぁ、←写真でとくとご覧あれ!えっ?そんなに多きくないじゃん、って下に置いてあるものじゃなくて神門に吊り下がった黄金色のものがそれですよ。(デカすぎてカメラに収まりません!)

その巨大さは高さ4m直径3.4m重さが5トンもの大きさ。まさに日本一の大鈴だ。
この鈴は青銅製で厚さは約1cm。表面は総金箔張りで、出水に飛来して越冬する特別天然記念物の鶴八羽が浮き彫りにされている。
日本一の大鈴2 日本一の大鈴3 日本一の大鈴4
参道の様子。鈴のモニュメントがお出迎え 神門の全景。 デ、デカイ・・・
しかし、なぜこんな大鈴を?と思うのだがその経緯は、伊勢神宮御鎮座2千年・今上天皇御即位10年の記念事業として「成せば成(鳴)る。大願成就の大鈴」をとの事で平成10年11月竣工したものだそうである。

また、神社の「箱崎」という名称はやはり(九州では有名な)福岡にある日本三大八幡宮の一つ筥崎宮【はこざきぐう】にその由縁がある。
薩州・島津家の始祖、島津忠久公が鎌倉から下向【げこう】の途中に博多の沖で船が難破しようとした際、筥崎宮に誓願して難を逃れ、無事に山門院野田(現在の出水郡野田町)に辿り着いたことから箱崎八幡神社を勧請【かんじょう】したと伝えられる。
祭神は応神天皇【おうじんてんのう】・神功皇后【しんぐうこうごう】・武内宿祢【たけのうちすくね】
日本一の大鈴5
日本一の大鈴6 !!!

なんと、神門に吊り下がった巨大な鈴の下をくぐって社殿へ向おうとし、目線を右にやった瞬間の図である。(鈴が赤い座布団の上に・・・)

「もう1個あるよ〜」、「ところでどちらが日本一?」という感じなのであるが、こちらは高さ7.5m、直径5m、重さ不明なのでサイズとしてはこちらが大きいが鈴の内部は展示スペースになっていて音は鳴らないので微妙・・・。(やっぱり神門に吊ってある方でしょう)
ちなみにこちらの鈴は「寳物鈴殿【ほうぶつりんでん】」と呼ばれ、敬宮愛子【としのみやあいこ】内親王殿下ご誕生(H13.12.1)記念に作られたものだそうである。
そして、さらにもう1つの日本一の鈴がこの寳物鈴殿の中(内部)にあった。 右写真がそれであるが、脇にあったルーペで見てこのサイズ、ご想像の通り「日本一小さい鈴」である。

大きさは直径1.5mmなのだという。

寳物鈴殿にはそれ以外に古くから当神社に所蔵されていた三十六歌仙の絵画や神楽面が展示されてある。
※三十六歌仙とは鎌倉時代に大納言藤原公任【ふじわらのきんとう】が選んだ万葉と平安歌人計36名を、後に三十六歌仙と呼ぶようになったとされる。
日本一の大鈴7
日本一の大鈴8 日本一の大鈴9 日本一の大鈴10
日本一小さい鈴、直径1.5mm 内部は展示室になっている 寳物鈴殿、横の内部入口
日本一の大鈴11 「成せば成る(鳴る)成さねば成らぬなにごとも。ならぬは人の成さぬなり」と言ったのは、 かつてケネディ大統領が尊敬する日本人のひとりとして名前を挙げた人物としても有名な江戸時代・米沢9代藩主(現在の山形県)であった上杉鷹山【うえすぎようざん】公。
そんな雑学をご紹介に加え、箱崎八幡神社の大鈴なみの大願を成就させたい御仁は一度ご訪問あれ。

その他、出水市には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された麓町【ふもとまち】武家屋敷群、日本一のお地蔵様、ツル博物館「クレインパークいずみ」などがあるので併せて楽しめる。

 関連リンク 出水市ホームページ  

   
地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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