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K-00159-O0011
 風連【ふうれん】鍾乳洞 (大分県臼杵市野津町)    site up 2003/11/21
風連鍾乳洞1
日本一美しい鍾乳洞、と看板にも書かれている風連鍾乳洞。ギネスが定めるでもなし、全国鍾乳洞評価連盟などがあるわけでもなし、ましてや国民投票が行われたわけでもあるまい、とちょっと現代のスス汚れた環境で悲観的な性格になってしまわれた御仁であれば、このような疑いの念を当然感じるところだろう。
と何を隠そう、私が思ったのだ「本当かよ」と。日本一と掲げるわりには静かな雰囲気、駐車場も広大とは言い難いし、たまたまかもしれないが駐車している車も多くはない。それにちょっとひなびた様子が、日本一というネーミングを自信なさげに感じさせる。まずこれが風連鍾乳洞の第一印象である。過大広告でがっかりさせるパターンではないよね?とちょっと心配な面持ちで入り口へと進む。

国指定天然記念物
風連鍾乳洞2 風連鍾乳洞3 風連鍾乳洞4
ね、日本一美しいってあるでしょ ここを通って奥の山手へ進みます 鍾乳洞へ続く道、降雨時は傘必須
ま、いわゆる管理事務所や売店がある入り口の建物も・・・。田舎らしい券売のおばちゃんの上目遣いが妙に記憶に残るが、無事にゲートを通過(当然か)して200mほど川に沿って登ると鍾乳洞の入口となる。あいにくの曇り模様で路面が濡れていた。
入り口に着くと、現在の入口の横に探検隊が入っていったとされる、匍匐前進【ほふくぜんしん】でしか進入できない開口がある。コウモリや洞窟に住む奇怪な生物を考えると、とてもそんな狭いところに入る勇気はない。新発見の醍醐味を知っているからか知りたいからかは分からないが、探検隊の人々には恐れいる。探検が行われたのは大正15年、青年団が調査に入ったのだそうだ。ちなみに現在は地下水により入れないとある。
さて、概ね鍾乳洞は、空間の広がる地点までは人工トンネルによって地中を進むが、ここもそうである。下りながら鍾乳洞が広がる地点までトンネルを進む。
風連鍾乳洞5
風連鍾乳洞6 風連鍾乳洞7 風連鍾乳洞8
川上は木々が茂り緑豊か 分かり難いですが小さな開口です こちらが現在の入り口
風連鍾乳洞9 いざ鍾乳洞内へ到着。そう大きな鍾乳洞ではない。秋芳洞や球泉洞クラスとは規模において小さい。やっぱり鍾乳洞だよねぇ...と思ってふと天井をみると、つらら石が大変細い。つらら石とは鍾乳洞の天井から、水滴の落ちる過程で鍾乳石が少しずつ伸びてつららのようになることを言うが、これが他の鍾乳洞のつらら石より細くそして繊細に見えるのだ。つらら石に限らず鍾乳石の表面がどれも他より細かい模様のような気がする。なるほど、これが日本一美しいと言われる理由なのだ。
何故かってお思いになるでしょう、そうでしょうとも。ここ風連鍾乳洞は説明によると閉塞型【へいそくがた】の鍾乳洞ということ。よく鍾乳洞の入口もしくは出口付近では強い風を感じられると思う。これは鍾乳洞が地表に2箇所以上の開口を持つために起こる空気の移動であるが、風連鍾乳洞にはそれが基本的にない。確かに風連鍾乳洞の入口で特に風は感じない。
とすればどういうことかというと、風とはいえ破壊力を持っているのである。風化という作用だ。絶えず風を受ける環境では、鍾乳石とはいえ表面は風化作用によって繊細さが損なわれていくのは容易に想像できる。そうなのだ、風連鍾乳洞はその風化作用が極力少ない環境下で育った鍾乳洞なのである。
リーフレット(簡潔な説明資料)によれば、洞の奥行きは500m、閉塞型の鍾乳洞のため外気の進入が少なく風化作用されず、祈念物は光沢が良く、均整がとれた最も美しい形で成長し純白に近いのが特徴、とある。また元日本ケイビング協会長(愛媛大学助教授)山内浩氏が、「日本で一番美しい記念物で、代表的な鍾乳洞である」と折紙がつけられたとある。なるほどこれで日本一という評判になったのだ。鍾乳石のいわゆるモコモコした形が、どう均整が取れているのかは私には難しいレベルにあるが。
多少疑問点は残る。閉塞型の鍾乳洞は他にもあるし、美しいというのは個人個人で違う客観的なもの、いずれにしせよ美しさの統一基準を作るのは難しいだろう。富士山は「日本一高い」これは事実だが、日本一「美しい」かといえば人によってはNOと言うのと同じだろう。しかし風連鍾乳洞は名乗りを上げる、「私こそ日本一」と。「見比べて見るがいい」、そう言っている誇り高き存在だ。
風連鍾乳洞10
風連鍾乳洞11 鍾乳洞の美は、絵画などの美的とは一線を画す存在(ちょっとグロテスクと言われれば確かにと思うでしょ)ではあるが、表面のつや、彫の深さ、色合い、歴史、石筍なら高さや太さ、さらには特徴ある造形の評価点等々、絶対数値で比べられるといいのに、と思う。きっと高得点になるだろう。
突き当たりになる最後の広場は面積15アールあるそうで、モットも見応えのある地点である。というかここに集中しているといっても過言ではない。まるで水しぶきすら飛びそうな滝に見える側面、天井には細く繊細なつらら石、また地面からは石筍が白く伸びる。石柱も何本も見受けられ、まるで鍾乳石の博物館のごとくびっしりと太古からの創造物が格納されている。たしかに色合いは他の鍾乳洞より白い。リーフレットには純白に近いと記されているが、“近い”の定義はかなり甘い(笑)ものの、白味は強いことは事実である。こういう点も美しいという評価にはプラスに働く要素だろう。
こうして風連鍾乳洞を満喫して外に出ると、猛烈な雨となっていた。傘がなかったために走って戻る。戻って気付いた。レリーズ(カメラのリモコンケーブル)のゴムキャップがない。鍾乳洞で落としたようだ。
一度退出したものの理由を話して再び鍾乳洞へ走る(快く許してもらえた)、雨でビショビショである。が、その甲斐なくゴムッキャップは見つからず(小さいので当然か…)、帰る車の中ではあのメロディにのせて「ヤーレンフーレンフーレン・・・」とこだましていた・・・。ちなみにゴムキャップはその後購入したが、また別のところで紛失。あまりゴムキャップとの相性はよくない。

風連鍾乳洞案内 【2013年8月現在】

入洞時間

 4月〜9月 8:00〜17:30
 10月〜3月 8:30〜17:00 (年中無休)
入城料 大人 800円
(高校生含む)
中学生 600円
小学生 550円
 ※30人以上から団体割引があります。
 問合せ先: 風連鍾乳洞観光協会 TEL 0974-32-2547
風連鍾乳洞12
下記写真クリックにて大きい写真が開きます(640×480pixel)
風連鍾乳洞13 風連鍾乳洞14 風連鍾乳洞15
個人的に気に入ったちりめん土手 細かい造形ですよね 最後のホールは広々としている

 関連リンク 臼杵市ホームページ 風連鍾乳洞観光センター
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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