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 東椎屋の滝 (大分県宇佐市安心院町)    site up 2004/05/07
東椎屋の滝_1
滝はたくさんある。日本の滝100選に数えられる名瀑布【ばくふ】やそれに劣らない数々の滝、我々を愉しませてくれる自然造形の中でも滝は見応えがある。
これまでにも数箇所の滝をご紹介してきたが、今年(平成16年)のゴールデンウィーク本番の4連休には、久しぶりに滝をご紹介しようと思い立って大分へやってきた。どうも冬場の滝は寒々としているイメージがするし、そりゃあ滝の冬化粧は魅力的だと思うものの、いかんせん危ない。だって冬景色が似合う滝はどうしても山奥が多く、車の運転も考えるとどうも訪れるのは容易なことではなさそうだ。ま、その光景も一期一会、写真を撮る者(未熟者ですけどね)からすればいつかは行ってみたいものの、まだまだ各地を廻るのが精一杯。
ということで冬場は滝を避けていたが、春の陽気に誘われて久しぶりに滝のご紹介をしたいと思う。
訪れたのは東椎屋【ひがししいや】の滝。すっぽん料理で有名な安心院町にある滝だ。ちなみに町名は“あんしんいん”ではなく“あじむ”と読む。町名読み方難易度ランキングがあれば、上位に食い込めそうな町名だと思うがいかがだろう。
安心院町東椎屋地区にある滝なので東椎屋の滝と呼ばれている。宇佐と別府を結ぶ国道500号線から1kmちょっと入ったところにある。有名な滝だけあって各所に案内標識が設置されているので、よほどボーッと運転していない限りは迷わず到着できるし、国道から滝への道も離合に困らないよう整備されている。
滝の近くには有料駐車場(200円)が用意されている。きっと環境美化に役立てます、という費用なのだろう。
安心院町でも別府との境に程近いところにあり、宇佐市を流れる駅館川【やっかんがわ】(これまた読み方が難しい)の支流である津房川、そのまた支流の滝川に東椎屋の滝はある。
東椎屋の滝_2
東椎屋の滝_3 東椎屋の滝_4 東椎屋の滝_5
駐車場から滝への入口付近 緑豊かな中を進みますが、やや危険も 滝から下流も美しい景観です
東椎屋の滝_6 駐車場からは川沿いを300m程登る。
ゴールデンウィーク(NHK曰く大型連休)の4連休前半に、まとまった雨が降ったので水量は幾分か増しているようだ。普段は澄んだ水が流れている川も、濁水となって勢い良く流れる光景は清涼感を感じさせず景観美をやや損ねているかな。
雨上がり直後ということもあるが、山よりしみ出している水で普段から濡れた歩道は滑りやすく少々怖い思いをする。濡れた石の上を進む場所もあってここで滑ると流される、と思う場面も多い。こんな濁水に流されては服が汚れる、なんて冗談ではもちろん済むまい。なおハイヒールでは危険極まりないだろう。
滝特有の水の落ちる轟音が大きくなると、いよいよ滝の姿が見えてくる。水墨画等を思わせる落差の大きい滝である。落差は85m。案内板によると、落差95mの華厳【けごん】の滝に似ていることから九州華厳とも言われているという。
それにしても安心院町を含む耶馬溪一体には名瀑布が多い。東椎屋の滝日本の滝100選)、同町にはもう一つ有名な福貴野【ふきの】の滝が存在し、更にはお隣の玖珠町には西椎屋の滝日本の滝100選)がある。この3滝は宇佐三爆と称されていて、いずれもみごとな景観を披露している。
また、落差86mの西椎屋の滝を雄滝、落差85mの東椎屋の滝を雌滝、そしてちょっと落差が低い60mの福貴野の滝を子滝と呼ぶそうだ。いずれの滝も、落差による水しぶきが緑豊かな辺り一面に降り注ぎ、マイナスイオンが十分に供給されているように思う。落差とマイナスイオンの供給曲線って理論上成り立つような気がする(笑)
駐車場には売店もあって、以前訪れた際にはお茶が振舞われていたように記憶しているが、今回は時間が少々遅かった為か閉店していた。あれは夏場だったかなぁ。
東椎屋の滝_7
東椎屋の滝_8 東椎屋の滝_9 東椎屋の滝_10
落差85m、かなり見上げますよ 増水で滝壷は茶色。なので写らないように 最初読めませんでした(笑)

 関連リンク 宇佐市ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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