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 男岳神社 (長崎県壱岐市芦辺町)    site up 2004/01/31
男岳神社1
男岳山【おんだけやま】には一風変わった神社があるという。さっそく道路標識に従いたどり着いた駐車場は、スペースは広いが辺りは緑しかない(トイレはある)小高い山中であった。ここから男岳神社【おんだけじんじゃ】へと続く登山道がある。途中稲荷神社があってその先に目的の男岳神社が姿を現す。
男岳山は標高156mの山で、見晴らしがなかなか良い頂上付近に男岳神社はある。そしてその神社の本殿周囲には、驚くほどの石製の猿像が並べられている。小雨日和の朝方に訪れたこともあり、やや薄暗い中で多くの石猿の並ぶ光景は少々異様にも写る。ううむ、臆病者の私にはつらいかなぁという感じである。
しかししかし、それぞれに特徴がありユーモラスな像も多く、よくよく見ると微笑んでしまう猿の表情などを眺めていると、「よくもまぁこんなに揃ったなぁ」と関心していた。
男岳神社2 男岳神社3 男岳神社4
途中の案内標識、ここにも猿が... 駐車場から神社へ向かう登山道 駐車場も立派に用意されている
案内板から要約すれば、男岳山は信仰の山として全島から参拝者が訪れるのだそうだ。石猿を奉納する風習はそう古いものではないらしく、当初は牛(家畜でしょうね)の平安や繁殖を祈願して石牛を納めていたようであるが、次第に石猿を奉納する人が多くなったそうである。今では奉納された石像は230体を超えるそうだ(編集注:今後も増えるかもしれませんね)
石猿が奉納されるようになったのは、男岳神社の祭神が猿田彦命【さるたひこのみこと】だからではないかとされている。猿田彦命について補足すれば、日本書紀に記される天孫降臨【てんそんこうりん】において、高天原から神々が降臨される際に道案内をしたとされる国神であり、その存在は大変有名な神様である。猿という字がついているが、猿との関係はどうなのかな(笑)。
ただ、申年にはご利益が増しそうな雰囲気(私の勝手な推測だけど)。ひょっとすると奉納される石猿も増えかもしれない。
男岳神社5
男岳神社6 男岳神社7 男岳神社8
多種多様な石猿たち 見ざる聞かざる言わざる こちらは違うタイプ
男岳神社9 山頂付近の限られた土地ではあるが立派な神社は建てられている。拝殿、そして本殿の周囲を石猿がたくさん取り囲んでいる。
境内で撮影していると、車で登って来られた地元の方が登場。あれ?車でここまで登れたの?という感じである。我々が歩いて登ってきたのはどちらかといえば本殿裏手、反対側の斜面には急勾配ながら麓の方から続く道路がある。どうもこちらが言うなれば表参道らしい。その表参道が山頂へ着いたぐらいの個所には展望台も建てられている。さてこの道はどこから登るのだろう...その調査は出来ていないのであしからずである。我々が歩いた距離も勾配は少々あるにしても300m程度だろう。その労力を惜しむ方は是非ともこの表参道ルートを探して頂きたい。
世渡り上手なんていう意味かなと思っていたら、実は人の非を「見ざる聞かざる言わざる」という自戒の意味だった三体の猿像。さて勉強になったところで、そろそろ去るとするか(笑)

男岳神社10 男岳神社11 男岳神社12
立派な拝殿、信仰の篤さを感じる 展望台もある、いい風にあたろう なかなかの見晴らしである
 関連リンク 壱岐市ホームページ 壱岐観光協会ホームページ
   

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