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 市民の森 (20万本のはなしょうぶ他) (宮崎県宮崎市)    site up 2003/05/30
梅雨が目前まで迫っている頃、水辺では美しい花が目を愉しませてくれる。菖蒲である。
目をつけたのは南国宮崎、九州北部ではまだこれからという時に、すでに菖蒲は満開という。この一瞬は逃すことはならん!と私は気がはやる性分である。または気がはやる菖蒲である(笑)。
と前置きが長くなったが、宮崎市にある阿波岐原森林公園【あわきがはらしんりんこうえん】の一角に、「市民の森」と親しまれている公園がある。
阿波岐原森林公園は、古事記、日本書紀にある「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」の伝承地という。阿波岐原森林公園には、今回ご紹介する市民の森を始め、宮崎市国際海浜エントランスプラザ、1年を通して四季折々の花が楽しめるフローランテ宮崎、県管理施設のパークウエイや新別府公園、そして民間施設のシーガイア等が含まれる広大な一帯を示す。

市民の森は、東園、西園に別れる広大な敷地で面積29.3haを誇る。明治100年記念事業の一環として昭和42年から整備され昭和46年10月に開園している。
その市民の森の東園に、「はなしょうぶ園」があるが、広さ4,300屐160種類、20万本という九州最大規模を誇る。他にも梅が約220本、椿が約340本、さらにはあじさいに蓮といった季節を通しての花々が楽しめる公園だ。
そして宮崎市の良心である、ここは無料なのだ。はなしょうぶ園は有料だろ?と思う方もおられるかもしれないが、この規模で無料とは、ありがとう宮崎市と言いたい。

ところで花菖蒲と似た花に、カキツバタとアヤメがあることをご存知だろうか。それら全ての花を並べて比べたことがないし、生来、花に無頓着な私はこれまで特に気にすることもなかった。もちろん花の名前だけは知っていたのだが…
簡単に言えば、乾いたところのアヤメ、湿地でも乾いたところでも良いとする花菖蒲、水中など水分を好むカキツバタといった感じだ。花はアヤメが早く、カキツバタ、花菖蒲の順に開花する。生息地の違い以外には花を見ると違いが分かるようだが、そもそも私が混乱していることもありここでの説明は割愛させて頂こうと思う。
端午の節句で菖蒲湯というのを聞いたことがおありだろう。古来より邪気を払い子供の健康と成長を願う行事であり、また勝負、尚武に通じるとされることから、菖蒲を入れたお風呂に入る習慣である。しかしここでいう菖蒲はイモ科の菖蒲で、花を鑑賞するのはアヤメ科の菖蒲。全くの別物なのである。これは誤解している人が多くおられるように思う。それにしても紛らわしいものである。
花菖蒲は大きく分けると、野生種、江戸後期に改良されたあっさりとしならがも粋な都会派「江戸系」、江戸末期に江戸系から選別されより豪華大輪へと改良された「肥後系」、同じく江戸末期に見た目が軟らかい主に垂れ咲きの「伊勢系」とに大別されている。
写真は朝早くから花菖蒲の花の手入れをされる方々である。ここまでして頂いて無料、感謝である。

西園には梅園、椿園がある。梅園については「各地にあるよね」と、感熱紙のごとく薄れ行く私の記憶においても導き出される。しかし、こと椿園となればインプットされていないか、はたまた記憶が薄れ果てたのか分からないが思い当たらない。巷ではまだまだ花が少ない時期の紅白の梅花、数種類340本の椿の花が咲くのだから貴重な公園であり、もちろん花見スポットある。

あじさいの道では道の両脇にあじさいが並び、主に淡い青色の花が案内してくれる。
また芝生の緑が綺麗な運動広場からは、ホテルーオーシャン45が顔を見せる。
市民の森というだけあって、緑は深く木々は大きい。
古事記では、宮崎は神々の国だ。伊邪那岐命【いざなぎのみこと】と伊邪那美命【いざなみのみこと】が日本を生んで(島々を創造)から、神武天皇までの物語が書かれている。天照大御神【あまてらすおおみのかみ】や、八つの頭を持つ大蛇「八岐の大蛇【やまたのおろち】」を退治する須佐之男命【すさのおのみこと】、それに夜の世界を治める月読命【つくよみのみこと】というメジャー級の神々が誕生するのが、ここ「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」なのである。
きれいに整備されているこの神聖な由来ある公園で、ガムでも吐き捨てようものなら良い事が起こるはずはないのでご用心頂きたい、念のため。
広大な敷地には池がいくつか点在するが、その中でも写真の御池【みいけ】は伊邪那岐命が禊【みそぎ】を行ったとされる伝説の池である。

菖蒲の花が散るころには、宮崎は九州の他の地域より一足早く夏への歩みを加速していくだろう。空や海の色が、夏の到来を告げようとしている。
やがて降り注いだ梅雨の残り雫が、燦燦【さんさん】と太陽の光を浴びて宝石のように輝く、それは夏へのファンファーレ。
天上で華麗に踊る神々からこぼれ落ちるまぶしいほどに煌く光は、神々しくも下界へと溢れここ宮崎を美しく照らし出す。海はどこまでも青く、花はどこよりも美しく、そして希望ある未来をも照らすがごとく。
いま伝説の地に季節到来の上演ブザーが静かに鳴り響く。さあ行かん南国宮崎へ。
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紹介写真1 紹介写真2 紹介写真3
水面に写るしょうぶ 雨を待つあじさい... 深い紫もいいね
   
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