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K-00313-M0010
 青島  (宮崎県宮崎市)    site up 2008/08/23
青島1

宮崎市の南西部に位置する青島【あおしま】日南海岸国定公園の景勝地の1つであり、押しも押されぬ宮崎観光スポットの代表格である。

「鬼の洗濯板」と呼ばれ知られる奇勝な地形の上に潮流によって集められた貝殻の破片などが堆積して形成された周囲約1.0km、面積約4.5ha、高さ約6mの島で自生するヤシ科のビロウ樹に覆われた南国・宮崎を象徴するものである。

自生する熱帯及び亜熱帯植物は27種を数え、特に貴重なものから青島亜熱帯性植物群落として昭和27年(1952)3月に国指定特別天然記念物となっている。
また、鬼の洗濯板と言われるものも青島の隆起海床と奇形波蝕痕として昭和9(1934)年5月に国指定天然記念物となっている。

現地の案内板によれば
"青島周辺の岩盤は、新第3紀(3千万年前〜100万年前)に海床に規則的に堆積した砂岩と泥岩の互層が傾き海上に露出したものが、波の浸食を受け、堅さの違いにより凸凹を生じたものです。青島周辺及び日南海岸の戸崎鼻から巾着島に至る海岸に見られます"
と記されており、言わば階段状に侵食された岩盤が巨大な洗濯板のように見えることから「鬼の洗濯板」と呼ばれている。

青島の対岸は快水浴場百選になっている青島海水浴場や温泉施設のあるリゾートホテル、遊園地「こどものくに」などが整備されたリゾート地となっている。
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対岸は青島海岸、日本の快水浴場百選の青島海水浴場 青島の風景、鬼の洗濯板 と ビロウ樹の群生
青島5

島のほぼ中央には青島神社が鎮座し、島全体が神社の境内であり所有地である。

御祭神は、山幸彦【やまさちひこ】の名で知られる天津日高彦火々出見命【アマツヒタカヒコホホデミノミコト】とその妻・豊玉姫命【トヨタマヒメノミコト】、そして塩筒大神【シオヅツノオオカミ】を祀る。

ご覧の通り、朱色が美しいなかなかの社殿である。創建の年代は不詳であるが古い書物によれば約1200年前には祀られていたとされる。
境内に案内される御由緒等によれば「海幸彦と山幸彦神話」に登場する海神・綿津見神【ワタツミノオオカミ】の宮は青島沖にあったとされ、本宮は山幸彦がその海の宮から戻った後の住居跡だという伝説があるらしい。
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拝殿の装飾が美しい 海・太平洋を望む参道 巨人軍が参拝に来ることでも有名に
拝殿右手からは大正天皇皇太子が来島された折に整備された「御成道【おなりみち】」が続いており、最も奥には「元宮」が鎮座している。この元宮の場所からは弥生式土器が出土しており古代祭祀の址として伝えられる島の聖地という。
なるほど、御成道の長さは僅か60mほどであるが密林のようにビロウ樹が鬱蒼と生い茂り天空からこぼれる光と木々の影が造り出す小道の雰囲気は、そこが神域であることを感じさせるに十分である。

元宮の背後には、土器のお皿を投げて吉凶を占うという投瓮所【とうかしょ】やそれぞれの願いに応じ色の付いた紙縒【こより】を神木などに結び祈願する産霊紙縒【むすひこより】というものがある。
ここにある御霊木は根本から仲睦まじく立っている2本のビロウ樹で「夫婦ビロウ」と呼ばれている。
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御成道、ビロウ樹が覆い茂る 投瓮所【とうかしょ】 御霊木「夫婦ビロウ」
青島13 夫婦ビロウの間に吊るされた鈴を鳴らす縄にはやはり桃色の紙縒【こより】が最も多く結ばれている。桃色の紙縒が意味するものはもちろん「良縁」である。

そう、かつてここ青島は新婚旅行で人気を博していた時代があるのだ。大きなきっかけは昭和37年(1962)5月に現在の今上天皇、当時の皇太子(明仁様)と皇太子妃(美智子様)がご訪問されたことによる。
筆者の父母も新婚旅行でここを訪れていて、まるで海外かのように見える青島のビーチで若かりし2人のスナップを見た記憶がある。
そういう歴史もあり縁結びや夫婦円満などにご利益があるとは広く知られるところであろう。

祭事は特徴のあるものとして毎年成人の日に執り行われている新春の禊「裸まいり」。その起こりは祭神である山幸彦が海の宮から青島へ戻った際に村人が着衣する暇もなく急ぎ裸姿で出迎えたという古事に由来するもの。
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青島へは弥生橋を渡って行きます 青島の風景 南国らしいです、ハイビスカス
遠い昔から海によって削られノコギリみたいになった特異な地形のうえに、海によって集められた貝殻で小さな島ができ、海によって流れ着いた種子が芽を出し根を張って少しずつ・・・大きくなった、青島。
(※熱帯亜熱帯性の植物が繁茂した理由には「漂着帰化植物説」と「遺存説」があります)
そういう風に考えると改めてここが大いなる海から育まれた特別な場所であるように思えてくる。

あぁ、なんだかまた行きたくなってきた・・・。


【ワンポイント】
鬼の洗濯板は満潮時には波間に消えてしまうので来訪時には干潮の時刻を調べておくとよい。それから天気が良く時間が許せば島を一周されることをお勧めしたい。きっと青島の大きな魅力を発見できるはずである。
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青島亜熱帯植物園にも立ち寄りたい 青島までの途中、土産店が並ぶ 青島入口の様子、車はここ付近駐車場へ
 交通アクセス(公共交通) JR日南線「青島駅」から徒歩約10分
 関連リンク 青島神社ホームページ 宮崎県観光情報サイト「旬ナビ」
青島亜熱帯植物園ホームページ 宮崎市観光協会ホームページ

   
地図はこちらから⇒   Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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