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 阿蘇・くじゅう すすき (阿蘇・くじゅう一帯)    site up 2003/10/08
阿蘇くじゅう・すすき1
ご存知の方も多いだろうが、秋には阿蘇・くじゅう周辺はすすきの風景が広がる。海外の圧倒的な自然風景に比べると、その規模ではどうしても後塵【こうじん】を拝してしまいそうな日本の諸風景ではあるが、阿蘇・くじゅうの高原一帯は、ゆったりとおりなす高原の起伏はなかなか雄大で訪れる人の目を愉しませてくれる。スタッフの中にも、阿蘇やくじゅうに毎年何回も訪れている者がいるが、四季を通して飽きない魅力があると言っていた。分かるような気がする。
北にはくじゅう連山、南には阿蘇五岳の涅槃像【ねはんぞう】、東には祖母山系を望む。高原にはやまなみハイウェイ、ミルクロードなどの快適な道が整備され、ドライブやツーリングに訪れる観光客は多い。この時期はオープンカーの姿が羨ましい。自然の空気を浴びてのドライブは心地良さそうである。写真はやまなみハイウェイからの九重連山。
今回、大分県の男池【おいけ】湧水を訪れる際に、この美しいすすきが広がる光景は是非ともご紹介せねばと思いたった次第だ。車を止められるところでパシャリ、そのご報告といったところ。
ちなみに、やまなみハイウェイやミルクロードは概ねみなさん快適な速度で走行されるし、路肩がどこでも広いわけではなく曲がりも多いので、おっといい光景だっ!とすぐに車を止めて撮影を...とは意外に難しい。
ということで、まだまだ魅力をお伝えしきれないところである。雄大なだけに歩いて回るには限界があるが、それくらいゆっくりと回ってみたいと思う風景が広がる。道路から少し入ると、また違った表情になるはずなだけにそれは気になるところ。ただ、すすきは牧草地に広がる牧草であるが故に、牛のエサ用に刈り取られてしまうところも多い。ああ、ここにすすきが広がっていれば...とカメラを覗いて残念な気持ちになる場所もあるので併せてご報告しておこう。
すすきは太陽を逆光ぎみに浴びた姿は白く輝き大変美しい。光るじゅうたんといった感がある。しかし順光でみると、小麦色とでもいうのだろうか、たしかに想像するすすきの色なのだが地味な姿になってしまう。
阿蘇くじゅう・すすき2
阿蘇くじゅう・すすき3 すすきはいね科の植物で、山野を中心に広く自生している。いざ探そうとするとどこにあるか悩むけど。すすきは仲秋の名月にはかかせない存在であり、だんごの側には必ずすすきの姿である。
漢字では薄【すすき】と書く。秋の七草のひとつに数えられる。ちなみに秋の七草とは、萩【はぎ】、桔梗【ききょう】、撫子【なでしこ】、葛【くず】、藤袴【ふじはかま】、女郎花【おみなえし】、それと薄【すすき】である。ズバリ白状すると知らない草が多いので、これ以上詳しくご説明することはご遠慮させて頂く(笑)。
花言葉は「心が通じる」。これは誤解が解けるといった意味なのだろうか。いや「想いが通じる」という意味も含まれるのでは?と大変気になり調べてみると(編集注:気になるかなぁ)、万葉集では恋を忍ぶ歌にすすきが多く詠まれているらしい。やはりな、である。気持ちが通じるということと解釈しておこう。
阿蘇くじゅう・すすき4 阿蘇くじゅう・すすき5 阿蘇くじゅう・すすき6
根子岳とすすき 牧草すすきはエサとして... ミルクロードとすすき
すすきが広がる高原であるが、この風景は牧草地であるがための恩恵でもある。何故かって? 砂漠気候やステップ気候ではもちろんなく、温帯気候による植物の育成には恵まれた環境であるここ阿蘇・くじゅうの状況から考えれば、周りの森林から木々の種子が飛来し、この草原部に若木が育ちやがて林を形成していくことは容易だろう。木々が育ち林や森を形成すれば、日照不足となりすすきが育ち広がる環境は失われるのである。
しかし、ここは肥後牛や豊後牛などを育む牧草地帯。毎年春には野焼きが行われる姿はご存知の方も多いと思うが、この野焼きで草原へ進出しようとした木々はその芽を経たれてしまう。こうしてすすき野は守られるのである。野焼きされてもすすきの根は大丈夫なのだろう。野焼きの目的は、上記の森林化を防ぐことと、古いすすき等が残っていては新しい牧草を刈り取る際に邪魔になることの主に2点が挙げられる。
阿蘇くじゅう・すすき7
阿蘇くじゅう・すすき8 カメラのファインダーを通して見る機会が増えたことで、最近思うようになったことがある。この雄大な阿蘇、くじゅうの風景であるが、人工構造物が思いのほか多い。もちろん、それがレストハウスであったり観光施設であったりと観光客には便利なものであるし、それら施設がこの観光客数を支える一面もあるだろうから、それらは、ま、良い。
でもね、巨大な構造物で利用されなくなったものはまったくもって困る。例えば経営が行き詰まったのだろうが、使われなくなったホテルが廃墟となってその姿を見せているなど、美観を損ねることこの上なしである。廃墟では、国立公園の風景に相応しくない、でしょ?
国立公園には、公園ごとに建築基準が別途設けられているようで、構造物の高さや色使いの制限等もあるというが、さらに使われなくなった場合の解体費用を開発時から引き当てておくルールなどが必要だよね、って少々感じている私である。
「なにを勝手なことを」と観光系企業様の声も聞こえそうだが、自然景観が壊れては観光価値も下がり関係企業様も困るだろう。将来を考えれば何らかの対策を国立公園には施してほしい、すすきの美しい姿を見てそう思った次第である。
下記写真クリックにて大きい写真が開きます(640×480pixel)
阿蘇くじゅう・すすき9 阿蘇くじゅう・すすき10 阿蘇くじゅう・すすき11
風に揺れるすすきはどこまでも すすきって綺麗...と再認識 夕日を浴びるすすき

   
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