千尋の滝　屋久島・鹿児島観光　あじこじ九州

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	千尋の滝　　（鹿児島県熊毛郡屋久島町）	site up 2009/02/08

流れ落ちる滝が小さく見えるが、その落差は６０ｍ、マンションでいうと２０階程の高さになるものとしてあてはめればその壮大さがお分かり頂けるものと思う。

世界自然遺産の屋久島にある名瀑布「千尋の滝」である。「ちひろ」ではなく「せんぴろ」と読む。

屋久島は花崗【かこう】岩が隆起してできた島で、滝の左手に見える山の岩肌はなんとその花崗岩の巨大な一枚岩なのである。
どうやって計測されたかは不明であるが、多くのサイトでは２００ｍ×４００ｍの大きさと紹介されており、その広さが畳千畳の広さがあるとして「せんぴろ」の滝と名づけられたという。

とにかくその圧倒的な迫力に魅了される風景で、屋久島に来たら必ずと言っていいほど訪れられる島の代表的な観光スポットである。

千尋の滝は屋久島のほぼ東側に位置する海の玄関口・安房【あんぼう】港から南へおよそ１５Ｋｍ、鯛ノ川【たいのこ】の下流域に位置する。

原【はるお】集落から山の手へと程なく登ったところへ駐車場(10台分程度)・トイレが整備されている。
その奥にある土産店「げじべえの里」からさらに歩き進むことわずかに冒頭写真の風景がひろがる展望所となっている。

【撮影時期：2008/11 】

奥に見えるのは小千尋の滝(落差10m)

滝壺の様子

美しく迫力のある滝です





土産店「げじべえの里」	展望所までは石畳で整備されている	展望所の様子




	また、展望所への途中には「モッチョム岳」(940m)の登山口がある。同じく屋久島にそびえる九州最高峰の宮之浦岳(1936m)、愛子岳【あいこだけ】(1235m)、黒味岳【くろみだけ】(1831m)とともに新版・九州の百名山(山と渓谷社出版)に選ばれている屋久島４山のうちの１つである。その山頂は巨大な岩峰【いわみね】として迫力があり美しく、山裾の谷に位置する千尋の巨大な一枚岩と連なっているに相違ないものと想像させる。千尋の滝を訪れたからにはいっそのことモッチョム岳の山頂を目指したいところ。ネットで調べてみると登山慣れした人でも往復で５時間、、急傾斜で厳しい登山道．．．と、ある．．．．。うん、またの機会にするとしよう。【奥の尖った頂がモッチョム岳】





駐車場の様子	トイレ上の展望所から。原の集落と大海原	モッチョム岳を南側から望む

　交通アクセス

車での所要時間は安房からおよそ２０分。宮之浦港からおよそ４５分。