釈迦岳・杣の里【そまのさと】（紅葉）　矢部村・筑後観光　九州

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	釈迦岳・杣の里【そまのさと】(紅葉)（福岡県八女市矢部村）	site up 2003/11/04

写真からもお分かり頂けるように、あいにくのコンディションである。雨は降り、霧はかかり、天気予報では“晴れ”との予報であったのだが....呆れるほどおかしい天候である。
予報だから１００％当たるなんて思ってはいないが、最近の気象予報技術をもってしてもここまで外すか？である。お、そういえばごく最近、太陽で巨大なフレア（爆発）があり、それに伴う強力な電磁波が地球へ降りかかって、一部人工衛星の機能が奪われた（故障）等のニュースを聞いたのだが、まさかそれで予報がおかしくなったのだろうか。よりによってである。やはり夕焼けを頼るか、と眼差しは遠くである。紅葉の時期は短い、限られた時間に雨だからとは言ってられない。今回、ご存知の方は意外と少ない？と思う福岡県八女郡矢部村の釈迦岳山麓の紅葉をお届けする。晴れていればもっと美しい、と思ってご覧頂きたい。




おとなりの前津江村には椿ヶ鼻ハイランドパーク（後日ご紹介予定）というキャンプや温泉などが楽しめる複合施設があり、場所は釈迦岳の反対側の麓に位置する。山道なので安全に進んだとして車で２０分ぐらいの距離だが、私はそのハイランドパークから釈迦岳と杣の里周辺の紅葉を拝見しにやってきたのだ。紹介者は私の親、いろんな山々に登っては「あそこは良い」とか「がっかりだったな」とウンチクを語るのだが、ここは「いいぞぉ！」と絶賛のポイントだった。なんでも昨年は初雪の雪化粧と紅葉とが幻想的な雰囲気を醸し出したとかで感動を語っていたものだが、それならばと訪れたのが今回の紅葉である。なかなかどうして、噂通りの美しい色合いを見せている。ただし、今年の紅葉はこれでも例年に劣るという。途中いきなり霜が降りる程冷え込んだ後、気温が持ち直すなどした関係で、紅葉の色づきがバラバラ、早いものは散ってしまっている。致し方ない。





山中の道路脇に滝。雨にぬれての撮影	グラデーションって感じですね	吊橋からの紅葉景観は最高らしい




		吊橋は杣の里渓流公園の目玉施設だろう。この高さからみる渓谷は絶景という。たしかにここから釈迦岳方面への渓谷は美しいだろう。杣の里渓流公園の周辺までは、写真からもお分かりのように紅葉してくれない針葉樹、紅葉ファンの敵である杉などが植林されているが、ここより上流部になると山も険しくなり広葉樹が広がっている。だからきっと綺麗なはずなのだが...ま、ご覧の天気であるから私は吊橋には行かなかった。ちなみに吊橋を渡る場合には、杣の里渓流公園に入園する必要があり、平成１５年１１月現在一般人は入園料２００円、小学生１００円、矢部村村民は１００円となっている。杣の里渓流公園は「都市の住民と村民との心豊かな交流ステージとなる事を目的として設立されました」とＨＰにあるが、陶芸や草木染め、釣りなども楽しめる創作や趣味を満喫できる施設のようだ。宿泊施設も完備されている。





下を見たらスリリングでしょうなぁ	杣の里渓流公園内も各所で紅葉	晴れていればもっと絵になるところ




紅葉といえば、赤や黄色に色づく葉である。紅葉だけでなく正確には黄葉【おうよう】？とも呼んであげねばならないところだろうが、新緑の頃とともに最も美しいときである。そしてひとつひとつの木々の色合いに加え、森全体の色の調和が紅葉のスポットとしての見応え感を与えるところ。赤だけ、または黄色だけでは物足りない、赤に黄色そして緑が適度に交じり合ってこそ最高の紅葉景観だろう。その点から考察すると、ここ釈迦岳・杣の里周辺の紅葉は見事に調和が取れている。それでも「今年の釈迦岳・杣の里周辺の紅葉指数は６０と、やや悪いという結果になり最高指数だった昨年を大きく下回りました」という状況なのである。例年は期待できるというものだ。来年は紅葉指数８０ぐらいで、晴れている日に訪れたいと切に望むところ。皆さんも頭の片隅に置かれておいて損はない紅葉スポットとご紹介しておこう。それにしても予報は晴れだよ、日頃の行ないそんなに悪いかぁ。





杣の里渓流公園　宿泊施設かな	杣の里渓流公園　入園口と売店の建物	杣の里渓流公園の売店内