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 浮羽稲荷神社  (福岡県うきは市浮羽町)    site up 2004/03/23
浮羽稲荷神社1
それはふとした瞬間に目に飛び込んできた。朝倉方面へ出かけた帰り、浮羽、星野を結ぶ県道52号線に合流しようとした移動中の出来事だった。
「あれは?…」
赤い鳥居がこんなに連なるのは、お稲荷さんしかない、間違いない。大きな稲荷神社の本殿から末社に向かう途中にはよくある光景だが、その垣間見える鳥居の規模からして末社ではなさそうだ。朱色の鳥居がこうも並ぶ光景はそうそう拝見できない、と急遽立ち寄ることにした。
何度かこのルートを通ったことがあるが、そういえば星野方面から浮羽へと向かう言うなれば往路ばかりで、復路は異なるルートだったように思う。だから、運転時の目線とは逆方向の斜面にあるこの稲荷神社は、それまで目に触れにくく気づかなかったのだ。運転時はこうも見落としがあるものだ、と再認識でもあるけどね。
車を止めて早速登ることにした。最初の、道路沿いの鳥居が最も大きいようだ。それに続く鳥居(木製)もなかなかの大きさで、かなり先まで同じ大きさと思われる鳥居が並んでいる。最初の鳥居脇には案内板があり、浮羽稲荷神社と分かった。
鳥居の数を数えながら、鳥居の並ぶ階段を駆け上がる。最初は軽快な足取りで駆け上がり始めたものの...
「1、2、3…、25、26…ゼエゼエ、ヒィーッゼエゼエ」
と、あっさりと息が上がってしまった。鳥居はまだまだ続く。こりゃしんどいぞ。心臓の暴走は容易に収まらず、以降足取り重く先を急ぐ。
酸素欠乏に陥ると、脳の活動も低下するのか数え間違いしそうで不安だ。社殿の姿が間近に迫ったところで神社へと続く道路に出た。なんと、車でも登れたようだ。ただ、どこから登るのかはちょっと不明だが…
浮羽稲荷神社2
浮羽稲荷神社3 浮羽稲荷神社4 浮羽稲荷神社5
県道からの眺め、参道入口 かなり登って振り返るとご覧の様子 桜も咲き始めてました
浮羽稲荷神社6 道から最後の7鳥居ある階段を上ってゴール、拝殿である。奥に本殿があるようだが、拝殿から続く扉は閉ざされている(基本的に神社の拝殿−本殿間は閉ざされてますね)。この浮羽稲荷神社は最近再建されたのか、鳥居といい社殿といい比較的新しいようにお見受けした。
案内板によると御祭神は、伏見稲荷神社から稲倉魂の神【うがみたまのかみ】(通称稲荷大神【いなりおおかみ】)、京都松尾大社からは大山咋の神【おおやまぐいのかみ】、太宰府天満宮からは菅原道真公が勧請され、3神が祀られている。商売繁盛、五穀豊穣、酒造と健康、長命長寿、それに学問の神様といろいろとご利益がある神社である。 ここまで登ってくると、なかなか見晴らしが良い。こちらの神様はいいところにお住いである。この日はあいにく天候の回復が遅れて見晴らしは悪かったが、原鶴温泉や遠くは甘木方面も望める立地条件だ。
さて、鳥居の数が気になる方もおられるだろう。答えは、道路寄りのまず大きな鳥居1、それにそれから続くちょっと小さな鳥居が92、合わせて93の鳥居がある。往復で2回数えたから間違いないだろう。今後寄贈され増えれば別だけどね。
これだけの鳥居が並ぶとはどういうことだろうか、ちょっと調べてみると、鳥居にはここから神社だよ、という境目を表す意味や、同様に結界を張る意味などがあるように言われている。
また、天の岩戸に閉じこもられていた天照大神【あまてらすおおかみ】が出て来られた際、闇に包まれていたこの世に光が溢れ、鶏が一斉に鳴き出したという神話があり、それから鳥は光を運んでいると受け止められているという。文字通り鳥居とは鳥の居る場所であり、すなわち「闇を打ち破る光を運んできた鳥が止まるところ」を表しているという説だ。これも納得である。これだけ鳥居があれば、きっと多くの光が集まっているに違いないよね。
浮羽稲荷神社7
浮羽稲荷神社8 浮羽稲荷神社9 浮羽稲荷神社10
社殿(拝殿)の様子 拝殿内の様子、やはり朱色ですね 訪れた日は静かな境内でした
 関連リンク うきは市ホームページ  
   

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