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 上楠田天満宮・大藤 (福岡県三池郡高田町)    site up 2003/04/28
春を告げる梅、菜の花、桜ときて藤が見事な花をつける頃、ここ上楠田天満宮のご紹介となった。
田園風景が広がる上楠田地区、そこに上楠田天満宮がひっそり建っているという表現が適切だろうか。
看板や立て札などによる宣伝(というのかな)はほとんど見当たらない。主要道からも離れているので、たまたま通りすがりに「あら?偶然だねぇ」なんて口ぶりから女性に近づくシチュエーションは違和感を生む土地柄だ。
しかし訪れてみるとなかなかどうして雰囲気ある立派なお宮だな、と思われるのではないだろうか。
境内には町指定による
天然記念物「上楠田天満宮の大藤」
が彩りを添える。

写真ではお分かりになりにくいかもしれないが、手前の拝殿には壁がない。当時大工が手を抜いたなんてことはある訳ないし、なかなか見ない造りだろうと推測する。また、左右の広がりがどことなく悠々とした雰囲気を兼ね備える。
奥にある本殿は壁がある普通の神殿だ。拝殿、本殿供に建物そのものは決して大きいことはないが、拝殿と本殿が離れた構造になっており、良く見られる拝殿から本殿がつながってみえる神社とは一線を画すように思う。回りの緑・自然の中・いいところ、なのである。きれいに整備・掃除されているのも大変気持ち良い。
この雰囲気を街中で出すのは難しいだろう。

楼門前からのショット。

上楠田天満宮の裏手の山には、国指定史跡「石神山古墳」がある。阿蘇溶岩を丸彫り像とした武装石人1体(重要文化財)などが出土し、なかでも石人が出土としたということが大変貴重な古墳である。
しかし昔の阿蘇とはどんな山だったのだろう。外輪山を裾野とする巨大な火山であったとしても、ここまで溶岩が流れてくるとはスケールが違う。だいぶんと地球殿も落ち着いてこられたか...

淡くそして鮮やかに、藤の花の微妙なコントラストが与える印象は大変美しい。
この色具合をイメージして紫の印象を問えば、いやらしいという意味合いはかなり減るだろう、と紫が好きな私の自己弁護である
藤はマメ科のツル性植物で、ご存知のようにいろいろなものに巻きついて成長する。自宅などにある場合には大変だ、しょっちゅう伸びてくるツルを切る必要がある。
「長い物には巻かれよ」ということわざがあるが、長い長い藤のツルに巻かれては、身動きがとれないことになる。たぶんことわざの由来には藤は関係がない(編集注:意味ないこと書かないように)
ここの大藤は、近くの酒造元が祈願の際に植えられたことが始まりのようだが、樹齢は約300年とされている。
甘い香りに誘われた先客がいた。Buuunとあまり気持ちいいとは言えない音を発する主がホバーリングして縄張り主張をしている。クマバチ殿だ。もう君がいるのか...
クマバチ殿に関しては、真夏にそんなに毛を生やしておまけに黒い体、そして他のハチに比べ肥満体とくれば、「この暑いなか大変でしょう?」と真剣に語りかけたくなる風貌をお持ちだから、この時期で会うともう夏か...と思ってしまう。実際気温25度とか言われる日がある位だから夏日ではあるが。クマバチ殿は特にマメ科の花類に目がないらしい。
しかし、不思議だ。クマバチ、熊のようなハチということだろう。スズメバチ、雀のようなハチか? どちらが怖いかと言えば実際はスズメバチが数倍怖い。だってスズメバチは、2回目に刺されると1回目に刺された際に出来た抗体によりショック死する危険がある。それは雀ではなく身が涼めと言わんばかりの恐怖である。熊とスズメでは熊がはるかに怖いのに...

個人的な意見ながら、隠れた(隠れてない?)好スポットである。
天満宮であるから藤原道真公を祭ってあることだろう。大宰府天満宮で学問の祈願をするより、こちらでお願いした方がお聞き届けはスムーズかもしれないが、もちろん確証もないのでその節はご留意頂きたい。
毎年12月の下旬には、藤カズラを芯にして直径45cm、長さ6メールになる注連縄をつくり、五穀豊穣、無病息災などを祈願して、上楠田天満宮に奉納する大注連縄【しめなわ】送りという400年程の歴史を持つ神事がある。藤とは深い関係が見受けられる。藤とは不死か、祈願すれば長生きへと導いて頂けるかもしれない。
下記写真クリックにて大きい写真が開きます(640×480pixel)
紹介写真1 紹介写真3
  上楠田天満宮大藤(魚眼)   藤のシャンデリア  
 関連リンク みやま市ホームページ  
   

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