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	さつき松原　【さつきまつばら】　（福岡県宗像市）	site up 2003/09/05

玄海国定公園の代表的な景勝は大小１０以上もある白砂青松【はくしゃせいしょう】であろう。その中の１つ、福岡・北九州両政令都市のほぼ中間に位置する「名勝さつき松原」。 海岸線約５キロにわたり、樹齢200年の黒松林が続いている。 全国白砂青松百選 　　　（昭和６２年１月指定） 福岡県森林浴百選 さつき松原の植林の歴史は４００年以上にもおよぶ。 黒田長政が筑前国初代藩主として着任(1600)して間もない慶長７年(1602)に始まったと言われ、本格的には天文３年(1738)に六代福岡藩主・黒田継高が田畑の風よけ、砂防のために松の植栽を命じたのがきっかけのようである。 人工的で必要なことだったこととはいえ、その労と時間が作り出したものは自然と調和した素晴しき景勝である。現代の公共工事もこのようなものになるよう節に願うものだ。（余談ではあるが） 松原を抜ける車道は、この時期燦々と降り注ぐ太陽の光と生い茂った黒松の影との交錯によって心地よいドライブを楽しむことができる。代表的な海水浴スポットとは違い、特に駐車場が整備されている訳ではないのでサーファーや釣りの人達のように目的が明確でないために通り過ぎる方々も多いのではないかと想像する。しかし、あじこじをご覧になった機会にぜひ一度は立ち寄って頂ければと思う次第である。 白砂青松、読んで字の如くその魅力は松原のなかだけでは不十分である。生い茂る松林を歩いて抜け、途端に広がる青い海、白い砂浜、太陽へ少しでも近づこうと生命感みなぎる青々とした松たちが奏でる見事なコントラストこそ最大の魅力である。 日本独特の景勝、松原 松林を抜けたら 生命感みなぎる若松 【打ち返す波に何を想う･･･】 あとの楽しみ方はそれこそ面々の自由であるが、海を眺めてボーっとするも、想いを馳せるもよし。一人でも、二人や大勢で来るもよし。貴方それぞれ、あじこじ（あちこち）での楽しみに繋がれば幸いである。 【利用情報】 一般的な海水浴場とは違い、海の家・公共シャワー、更衣室、トイレなどがありません。 駐車スペースは道沿いに僅かながらありますが、夏の時期だけ有料の駐車場が別途設営されるようです。 　関連リンク 宗像観光協会ホームページ 宗像市ホームページ 地図はこちらから⇒　 がおおよその位置になります。

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