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 旧小石原村 (福岡県朝倉郡東峰村)    site up 2003/05/17

小石原村は、福岡県の南東部・標高500米の高原の小盆地に位置し、人口1200人余りの小さな民窯の村です。

小石原村には五十余軒にのぼる窯元があり、四百余年の歴史を持つ伝統を受け継ぎ新しい作風が創造され続けています。

小石原焼【こいしわらやき】と言えば、今では全国に名を轟かせるほど有名です。

天和二年(1682年)黒田3代藩主光之が、この小石原に肥前伊万里の陶工を招き中国風の磁器を伝え、この頃すでに小石原にあった高取焼との交流により小石原焼が生まれた、とされています。
紹介写真1 紹介写真2 紹介写真3
小石原焼伝統産業会館 皿山地区の登り窯 唐臼とつつじ
民陶むら祭

交通アクセスもよくなった今では、毎年春と秋(5月・10月初旬)に行われる「民陶むら祭」に通常よりも2〜3割安値で販売される陶器を求めて多くの観光(買い物)客で賑わいます。小石原村中心部にある道の駅「陶【すえ】の里」と少し離れた「つづみの里」では窯元の展示・即売コーナーがあります。当然1日で50軒以上を見てまわるのは無理なので、ここで自分の好みな窯元を選択して足を運ばれるのがよいでしょう。「民陶むら祭り」開催中は、車輌の混雑はありますが村役場をはじめほとんどの駐車場を無料で開放されています(村をあげてのお祭りに地域の人々の熱心さが伝わってきますね)。また、期間中は福岡天神・博多駅から西鉄バスの直通臨時便があります。近くのJR彦山駅からは無料臨時バスが運行されます。

点在する窯元の多くは、国道211号線沿いと皿山地区に集中しています。道の駅のある国道沿いはたくさんの出店も並び大変な混雑ぶりですが、皿山地区は車輌の通行制限もあり、ゆっくりと焼き物を見て廻れるといった感じです。

登り窯

皿山地区の窯元では、伝統の登り窯も見ることができます。但し、民陶まつりの最中は陶器の販売中心となり窯は稼動していませんのであしからず。

ガス窯

登り窯では、一度に大量の薪【まき】が必要になります。最近では環境保護という観点から、という意味合いもあると思いますがこのガス窯が多用されているようです。やはり、近代技術。ムラのない仕上がりで焼けるのはガス窯のようです。従来からの登り窯では均一な仕上がりは難しいとの事ですが、趣き深い一品を、という場合は登り窯が使用されるようです。

唐臼【からうす】

昔の技術で陶土を粉砕するためのものです。観光用に残してあるものですが、小石原村の風景に自然と馴染んでいます。

皿山地区から続く「行者【ぎょうじゃ】の小道」を散策すると
行者堂(福岡県指定有形民俗文化財)をはじめ、行者杉と呼ばれる樹齢200〜500年の杉巨木群があり、なかでも林野庁の巨木百選に選ばれた「大王杉」の大きさは圧巻です。

福岡県でも有数の自然を残す民窯の村、小石原。いく久しく、この自然と伝統を育てていきたいものです。

その他あじこじ記事リンク
   行者杉(ぎょうじゃすぎ)
   行者堂(ぎょうじゃどう)
   つづみの里

詳しい情報はこちら   東峰村ホームページ
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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