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 北野天満宮  (福岡県久留米市北野町)    site up 2004/01/17
北野天満宮1
北野天満宮は、コスモスで有名な北野町コスモス街道沿いにあるお宮である。天満宮というと、菅原道真公を祀ってあり学業成就の神様であることはあまりに有名だ。案内板によれば、さらにひきつけふうじの祈願所として近郷【きんごう】からの参拝者が絶えないという。
北野町の地名と北野天満宮の名称、どちらが先に決まったのだろうか。というのも、京都に北野天満宮という大きなお宮がある。それを知ったとき、「へぇ同じ名前で京都のお宮はやけに大きいな、同じ名前というのもこういうとき困るねぇ」と思ったのだが、これまた現地の案内板によれば平安時代、その京都の北野天満宮の代官所として華麗を誇ったのだそうだ。無関係どころか関係大有りで、名前が同じなのも頷ける次第。
ということから、北野天満宮があって北野町となったのかなと思うところだ。ひょっとするとそうかもって思うでしょ。
北野天満宮は商店街に面してあり、町民に慕われている様子が分かる。参道が伸びているがその両側にも商店が連なる。
先述のように歴史は古い。案内板より建立は天喜2年(1054年)とされている。その後数度建物は崩壊している。まずは源平の騒乱にて破壊されたそうだが、その後源頼義、頼朝が社殿を寄進したとされる。その後戦国時代にも戦火に焼失したが、山本郡吉永の城主藤原重永によって再建。がしかし、豊臣秀吉の九州征伐時に没収される。これを、1654年に久留米藩主有馬瓊林【ありまけいりん?】が社殿を改築、その後楼門、池や橋などに手が施されて現在の姿になったとされる。
楼門はやや色あせたようにも見えるが、なかなかインパクトがある。木々の素材の色合いを残す楼門が多い(と思う)なかで、柱が朱色までは記憶にあるがこのようにほぼ全てが朱色に塗られているのは少ないように思う。
北野天満宮2
北野天満宮3 北野天満宮4 北野天満宮5
この橋、天満宮という雰囲気でしょ 拝殿内の様子 静かな佇まい、立派なお宮である
北野天満宮6 境内には福岡県指定天然記念物である「北野天満宮の大樟」がある。樹齢は正確には不明ながら、約1000年ではといわれており、とすれば創立されたころに植えられた木である可能性がある。根元周囲は22m、枝張りは東へ11m、樹高は18m弱と見事なもの。北野天満宮と共にこの地を見守ってきた、まさしく北野天満宮のご神木ではないだろうか。
また、こちらは福岡県指定有形文化財であるが、大樟の袂には「北野天満宮石造鳥居」がある。そう大きなものではないが肥前鳥居と呼ばれる形で、銘文によれば慶長12年(1607年)に造られたものとされる。
祭神はもちろんのこと菅原道真公、それに住吉大神と武内宿弥神である。学業成就、文芸上達、交通安全、厄除長寿などのご利益がある。
ちょっと不思議なのだが、本殿(拝殿)に向かって左右に下写真のような鶯【うぐいす】?と思えるような像が鎮座する。向かって左に金、右に銀の鶯である。梅では実際メジロを良く見るような気もするが、梅には鶯といわれる。菅原道真公が好んだ梅からして無関係ではないのだが、やっぱり不思議な光景である。撫でるとご利益があったりして...(ほんとに鶯かなぁ)
北野天満宮3 北野天満宮4 北野天満宮5
金のうぐいす... 銀のうぐいす... 参道の商店街
 関連リンク 久留米市ホームページ  
   

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