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 門司港駅  (福岡県北九州市門司区)    site up 2007/01/07
門司港駅1
九州の北の玄関口、門司港【もじこう】。
関門海峡を望む門司港は古くから交通の要衝・大陸貿易の拠点として発展してきた。

その門司港の繁栄を象徴し代表する建築物と言えばこの門司港駅であろう。

ネオ・ルネッサンス様式の木造建築で駅舎としては唯一の国指定重要文化財に指定されており、現役の駅として今なお活躍を続けている。
ドイツ人技師の指導によってヨーロッパの駅をイメージし建設が進められたらしいが、正面からは「門」に見えるように建てられたとも言われている。

国指定重要文化財
 (昭和63年12月指定)
門司港駅2 門司港駅3 門司港駅4
夜のライトアップも美しい 正面から見ると「門」。確かに 存在感のある美しいデザイン
現在の駅舎が完成したのは大正3年(1914)2月、当初は「門司駅」として開業している。[現駅舎は2代目。初代の門司駅は明治24年(1891)に九州鉄道によって開設されている]
その後、昭和17年(1942)4月に世界初の鉄道海底トンネル・関門鉄道トンネルの完成によってトンネルの入口となった「大里駅」に「門司駅」の称号を譲り、現在の名称である「門司港駅」となった。

国指定重要文化財に指定されるに相応しいその外観や細部の美しいデザインだけでなく、戦前から残る手水鉢【ちょうずばち】や洗面所など歴史的な資産が散在しているのも貴重といえよう。

【 現在の駅長室入口外観 】

門司港駅5
門司港駅6 門司港駅7 門司港駅8
戦前から残る鋳造の手水鉢 関門連絡船通路跡 関門連絡船、最後の航行の様子(パネル展示)
門司港駅9 明治22年(1889)に開港した門司港は、最盛期には月間200隻余りの外航船が来航し国内航路もあわせて年間で600万人もの乗降客があったという。

関門鉄道トンネルの開通以前に本州との連絡はこの門司港駅のすぐ傍から関門海峡を海路によって繋いでいた鉄道連絡船「関門連絡船」が航行していた。
その名残で門司港駅構内には、「関門連絡船」乗場への地下通路跡が今でも残されている。(現在は通行不可)


【 駅前広場の噴水で戯れる子供 】
門司港駅10 門司港駅11 門司港駅12
洗面所(現在は見学のみ) 案内板もレトロです 駅舎内の様子
また、門司港駅は九州最北端・JR鹿児島本線の始発駅にあたり、駅内のホームには日本の鉄道開業100周年を記念して建立された九州の鉄道起点を示す0哩(マイル)標がある。

しかしながら前記したように関門鉄道トンネルの入口が門司港駅より1つ小倉駅寄り(南側)なため、本州の山陽本線・下関から訪れてもこの門司港駅は通過しない。ましてや新幹線の新関門トンネルはもっと小倉駅寄りで地上になるため本州から訪れる人々にとっては馴染みの薄い位置にあるのは否めなかった。
だが、門司港駅をはじめとして周辺にかつての繁栄時代から残る古い建造物や景観を重視した物産館などの商業施設を整備し、今では「門司港レトロ」の呼称で全国的に知られ今や九州を代表する観光名所となった。
門司港駅13
門司港駅14 このように門司港駅はかつての繁栄を象徴するだけでなく、現在に至っても地域の発展を牽引する重要な建造物として活躍し続けている。

当あじこじ九州でも門司港レトロのスポットを幾つか既に紹介しているが周辺にはまだまだ見所も多くぜひ足を運んで頂きたいお勧めの観光スポットである。
門司港駅15 門司港駅16 門司港駅17
旧・大阪商船 夜は雰囲気のよいデートスポット 夜の通り、お洒落な感じです
 関連リンク 北九州市ホームページ 門司港レトロ倶楽部ホームページ
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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